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白い曼珠沙華が咲いた♪真土万葉の里に新たな風情
万葉人が往来した〝飛び越え石〟で名高い和歌山県橋本市隅田町真土の「真土万葉の里」で、白い曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が満開になり、これまでとは違った初秋の情緒を醸し出している。
白い曼珠沙華は、やや淡い黄色味を帯びて、睡蓮池(すいれんいけ)の細道や、そこから休憩所に続く畦道などで、ざっと100輪ほど並んで咲いている。
水底には白い曼珠沙華が映り、時折、揚羽蝶(あげはちょう)や塩辛蜻蛉(しおからとんぼ)が止まり、いきなり静けさを破って、蛙が飛び込むと、白花はまぶしく波紋に揺れる。
真土万葉保存会は、新たな雰囲気も表そうと平成28年(2016)、睡蓮池と蓮池(はすいけ)の間に、白い曼珠沙華の球根を植えたところ、どんどん花数が増えて、今は、赤い曼珠沙華と咲き競っているという。
白い曼珠沙華といえば、蘇我馬子(そがのうまこ)の墓と推定される、奈良・明日香の石舞台(いしぶたい)古墳が有名だが、この真土万葉の里もやがて脚光を浴びてきそう。
写真(上、下)は真土万葉の里の睡蓮池わきに咲いた白い曼珠沙華。写真(中)は睡蓮池の水面に映る白い曼珠沙華。
更新日:2019年9月29日 日曜日 00:00