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幸村の提灯、秋風に揺れて♪近づくアートウィーク

戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町の「真田のみち」(商店街)周辺は、電柱の真田十勇士の絵が可愛く、軒先の幾つもの提灯が秋風に揺れて、令和元年の初秋情緒を感じさせている。
幸村は関が原の戦いで、父・昌幸と共に豊臣秀吉方についたが、軍配は徳川家康方にあがり敗退。大坂の陣・出陣までの14年間を九度山で閉居した。
平成28年(2016)には、NHK大河ドラマ「真田丸」が放映され、町内の商店・民家の軒先には、真田家の家紋・六文銭入りの赤備えの提灯(ちょうちん)を飾り、74本の電柱には幸村、昌幸、嫡男・大助と10勇士などを描いた電柱カバーを取り付けた。
ドラマには昌幸役の草刈正雄さん、幸村役に堺雅人さんが登場し、まちは空前の賑わいとなった。あれから3年。今は当時の賑わいはないが、それでも全国の幸村ファンや観光客が訪れて、軒々に揺れる赤備えの提灯や幟旗(のぼりばた)、兜(かぶと)吊るし飾り、電柱の巻き絵などを眺めて、心和ませている。
9月29日(日)~10月14日(月)には、まち全体を美術館に見立てた「くどやまアートウィーク2019」があり、名高い「大石順教尼の記念館(旧・萱野家)」では、秋季特別企画「県立きのかわ支援学校・児童生徒作品展」が併催される。観賞無料。
多くの観光客は、芸術作品とともに、提灯や電柱の巻き絵にも心魅かれそう。
写真(上)は真田家の家紋・六文銭入り提灯。写真(中)は家々の軒先で秋風に揺れる赤備えの提灯。写真(下)は「真田のみち」付近の電柱に巻かれた可愛いい幸村の絵。


更新日:2019年9月26日 木曜日 00:01

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