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順教尼も喜ぶ作品展♪29日~九度山で支援学校生

両腕を失った障害を克服し、口に筆をくわえて書画を描き、「障がい者の心の母」と慕われた大石順教尼(おおいし・じゅんきょうに=本名・よね=1888~1968年)ゆかりの和歌山県九度山町の「大石順教尼の記念館(旧・萱野家)」で、9月29日(日)~10月14日(月)、秋季特別企画「県立きのかわ支援学校・児童生徒作品展」が開かれる。
この展覧会は「くどやまアートウィーク2019」への参画作品展でもあり、萱野正巳(かやの・まさみ)館長は「当館に常設している順教尼の遺作とともに、ぜひ、児童生徒たちの力作をご覧ください」と呼びかけている。入館無料。
九度山町教育委員会が主催、旧萱野家保存会・大石順教尼かなりや会が協賛。
順教尼は大阪・道頓堀生まれ。17才の時、養父の狂乱により、両腕を切り落とされたが、後にカナリアがクチバシでヒナに餌を与えている姿を見て、「両手がなくても、物事はできる」と悟り、書画の道に邁進。
高野山で出家・得度した順教尼は、「菩提親」でもあった萱野家に逗留(とうりゅう)、京都・山科の可笑庵(かしょうあん)で、80歳の生涯を閉じるまで、書画の道を究め、身体障害者の社会復帰事業に尽力した。
今回の展覧会では、橋本市の県立きのかわ支援学校の児童・生徒たちが、絵画や陶器、木工作品など80~100点を出展する予定。
同町教委社会教育課の北浦英樹(きたうら・ひでき)副課長は「障害のある子どもたちの作品は、力強く、繊細で、色鮮やかです。順教尼の常設展から勇気とやさしさ、明るさを感じとるとともに、子どもたちの作品から感動を味わっていただけたら」と、鑑賞を呼びかけている。
開館時間は午前10時~午後4時(入館は午後4時まで)。休館日は9月30日(月)、10月1日(火)、同7日(月)、同10日(火)。
大石順教尼の記念館(九度山町九度山1327、電話0736・54・2411)は、南海高野線・九度山駅から徒歩約7分。
写真(上)は口筆で書画を描く大石順教尼=旧萱野家玄関内正面に展示。写真(中)はきのかわ支援学校の作品展の風景=本紙掲載・記録写真より。写真(下)は旧萱野家(大石順教尼の記念館)の外観。

更新日:2019年9月20日 金曜日 00:00

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