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まち丸ごと美術館♪29日~くどやまアートウィーク
まち全体を丸ごと美術館に見立てて、素敵な美術作品を出展する「くどやまアートウィーク2019」が、9月29日(日)~10月14日(月)、和歌山県九度山町で開かれる。岡本章(おかもと・あきら)町長は「ぜひ、芸術と歴史・文化が融合する町へ」と来訪を呼びかけている。
くどやま芸術祭実行委員会が主催、南海電鉄と大阪芸術大学が後援。開催場所は南海高野線・九度山駅~紀の川・九度山橋の「真田のみち」(九度山商店街)を中心とした「まちなかエリア」と、弘法大師・空海の御母公(ごぼこう)を祀る高野山別格本山・慈尊院や、南隣の丹生官省符神社を軸とした「世界遺産エリア」である。
その計42か所で初参加の6人を含む招待作家25人(組)、町内作家4人(組)、各種3団体の作家が、絵画や造形、刺繍(ししゅう)、写真などの作品を出展。道の駅「柿の郷くどやま」体験研修施設での「大西高志(おおにし・たかし)・池原悠太(いけはら・ゆうた)・AWAYA3氏コラボ展」などがある。
オープニングイベントは、9月29日(日)午後12時30分~同4時、道の駅「柿の郷くどやま」芝生広場で開かれ、午後1時から紀州九度山真田鉄砲隊の勇荘な殺陣(たて)・鉄砲演武が繰り広げられる。
午後1時15分からと同3時からの2回(各1時間)、音楽に乗せて真っ白な鯉幟を色鮮やかな鯉幟に変身させる「tsubasa.ライフペインティング」があり、同2時15分~同3時はロビン・デュプイ チェロライブ「クラシックリミックス」が披露される。
10月6日(日)午前10時~午後4時は「真田のみち」の空き地や空き家でフリーマーケットや軽トラ市が開かれ、アーティストによるライブペイントがあり、シャツターや壁をアートで彩る。
同13日(日)午後3時30分~同8時には、世界遺産・慈尊院や丹生官省符神社でクロージングセレモニーがあり、あまのね特別奉納演奏「秋の黄昏ライブ」、あわ屋/AWAYA特別奉納演奏「紅高野」を披露。夕暮れには灯籠に点灯、ライトアップされる。
問い合わせは、くどやま芸術祭実行委員会事務局(九度山町産業振興課内)=電話0736・54・2019、FAX0736・54・2022)。
写真(上)は岡本町長に作品説明する大西高志(おおにし・たかし)さん。写真(中)は現代アーティスト・silsil(シルシル)さんがミュージックに乗せて完成させたピンク色の緋鯉の絵。写真(下)はチェロ演奏家・ロビン・デュプイさん=高野山観光情報センター完成セレモニー=いずれも本紙掲載・記録写真より。