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高齢者「見守り」協定に調印♪かつらぎ町と日本郵便
和歌山県かつらぎ町=井本泰造(いもと・たいぞう)町長=と、日本郵便株式会社近畿支社=荒若仁(あらわか・ひとし)支社長=は7月5日、「郵便局のみまもりサービス」を〝ふるさと納税・返礼品〟にする協定書に調印した。受付は6日(土)から開始。
これは郵便局員が毎月1回、町内の高齢者宅を訪問して、高齢者の体調や生活内容を確認したうえ、東京など遠方に住む子息・家族にメールで知らせるサービス。
加えて「みまもりでんわサービス」(固定電話・携帯電話の2コース)もあり、これは毎日・指定時間に高齢者に自動音声電話をかけて、その体調を家族に知らせるという仕組み。
「みまもりサービス」の寄付額は3か月=2万7000円、6か月=5万4000円。「みまもりでんわサービス」は固定電話3か月=1万1000円、6か月2万2000円。携帯電話3か月=1万3000円、6か月2万6000円とした。
同町では平成31年(2019)3月末で、65歳以上高齢化率が38パーセントを超え、そのうち一人暮らしの高齢者はおよそ16パーセント。このような「郵便局のみまもりサービス」は、全国の約270自治体が取り組み、県内では白浜町、田辺市に次ぎ3例目となる。
この日、町長応接室に関係者約20人が集まり、井本町長と荒若支社長が協定書にサイン・調印した。
挨荒若支社長は「このようなユニバーサルデザインは、社会的使命であり、地域社会に役立つことが神髄です」と挨拶。井本町長は「このサービスは、高齢者が住み慣れた町で、安心して暮らせる手助けとなる、思いやりのこもった返礼品です」と話した。
写真(上)は協定書に調印した井本町長=向かって左側=と荒若支社長。写真(中)はかつらぎ町役場の筋向いにあるかつらぎ郵便局。写真(下)はかつらぎ町役場と日本郵便の関係者の記念撮影。