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高野の花たち(204)花言葉「愛の絆」スイカズラ

スイカズラ(吸葛)はスイカズラ科スイカズラ属で、花期は5~6月。北海道南部から本州、四国、九州に分布し、山野の草薮や林の縁に自生、よく分岐して茂る半常緑性のツル性小低木です。名の由来は花の基部に蜜があって、子どもたちがその蜜を吸って遊んだことからだといわれています。
花は両性花で、枝先の葉腋に2個ずつつけます。花には甘い芳香があり、はじめは白花でやがて黄色となります。芳香は昼よりも夜に強く香るようです。
花筒は細く、先が大きく唇状に2裂し、雄しべは5個、花柱は1個で花冠から長く突き出でいます。葉は単葉で対生し、葉身は長さ3~7センチ、幅1~3センチの長楕円形です。果実は直径5~6ミリの球形の液果で、2個ずつ並び、9~12月に黒色に熟します。
別名「忍冬(にんどう)」といい、葉が変色しても散らず、寒さに耐えて越冬したように見えたことが由来で、葉を乾燥したものを、漢方では忍冬といって、抗菌、解熱、利尿効果の薬草として、古くから使われていたそうです。
この花言葉は「愛の絆」「献身的な愛」です。かつらぎ町天野の丹生都比売神社の周辺で見つけ撮影したもの。  (K記)


更新日:2019年6月29日 土曜日 22:40

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