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高野の花たち(196)花言葉は栄誉ウマノアシガタ

ウマノアシガタ(馬の足形)は、キンポウゲ科キンポウゲ属で、花が咲くのは4月から6月にかけて。日本が原産地で、北海道から沖縄まで分布、朝鮮、中国、台湾でも広く分布する多年草で、主に日当たりのよい山野に生えます。
草丈は30~60センチで、茎と葉裏には白い長毛があります。枝分かれした花茎の先に黄色の五弁花を付けます。多くは一重咲きですが、雄しべ雌しべが花弁に変化した八重咲きもあり、こちらをキンポウゲ(金鳳花)というそうです。
光を浴びてキラキラ光るのは、花弁の下のデンプンを含む細胞が、光を反射するためです。根際から出る葉は手のひら状に3つから5つに深く裂け、束になって生えます。茎につく葉も深く裂けています。和名の由来は、江戸時代以前に使われていた馬のひづめに着ける製具「馬草履」に似ていることからといわれています。
キンポウゲ科に多い有毒植物で、誤食すると腹痛や下痢、嘔吐などの症状が現れ、
液汁がつくと赤く腫れます。  
中国では「毛茛(もうこん)」と書き、古くから薬として用いられてきました。花言葉として「栄誉」「栄光」などがあります。奥の院参道周辺の日当たりよいところや丹生都比売神社境内の木陰一面に咲き誇っていました。    (EとK記)


更新日:2019年5月30日 木曜日 23:13

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