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橋本駅でテロ対応訓練!G20控え警察・JR・消防

今年のG20大阪サミットや、来年の東京オリンピックなどを控えて、和歌山県警・橋本警察署とJR西日本などは2月25日、和歌山県橋本市のJR橋本駅で「テロ対応合同訓練」を行った。
橋本署や警備部機動隊、JR・南海橋本駅、橋本市消防本部と、農林大学生(一般乗客役)ら計約60人が参加した。
この日、JR和歌山線・紀伊山田駅の車内で「奇声を発する不審者がいる」と運転士から110番通報があり、列車が橋本駅に到着後、マスクに黒ずくめの男がナイフで乗客に切りつけ、1人が重傷、3人が軽傷、VXガス入り不審物も見つかったとの想定。
訓練では犯人が大声でわめき、片っ端から乗客に切りつける。同駅からの通報で駆け付けた橋本署員が素早く、刺股(さすまた)や警杖(けいじょう)を使って犯人を取り押さえた。
消防本部員は直ちに負傷者を担架で救急搬送。宇宙服のような防護スーツに身を固めた機動隊員は、車内の隅でカバンに入ったVXガスと思われる容器を慎重に回収した。
訓練は約20分で確実・スピーディーに終了。JR橋本駅の坂本純一(さかもと・じゅんいち)駅長は「ここはお客様の安全第一。警察、消防、地域との連携プレーで頑張りたい」と述べ、農林大学生の協力に感謝した。
橋本署警備課の瀬藤雄祐(せとう・ゆうすけ)課長は「今後も訓練を通じ、さらに連携を強め、テロ対策に万全を期したい」と誓っていた。
写真(上)は列車内で乗客を刃物で切り付けるマスクに黒づくめの犯人。写真(中)は警察官2人に取り押さえられる犯人。写真(下)はVXガス入り容器を回収する防爆スーツ姿の機動隊員。


更新日:2019年2月26日 火曜日 00:00

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