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「安全な橋本」消防出初式♪パレードや放水訓練鮮やか
和歌山県橋本市消防出初式が1月6日、同市東家の市民会館大ホールで同市消防、県・市職員、県議・市議、各地区住民代表ら約600人が参加して開かれ、「みんなの協力で安全安心のまちづくり」を誓い合った。
国歌・市歌斉唱、殉職者への黙とうの後、平木哲朗(ひらき・てつろう)市長が式辞を述べ、和歌山県消防協会総裁の仁坂(にさか)知事代理・新谷垣内真琴(しんやがいと・まこと)伊都振興局長、他に市議会議長、県議らが来賓挨拶。
平木市長は「最近は大きな風水害が発生し、今は南海大震災も危惧される。市内の危険個所を改善するとともに、消防・関係団体の協力により、災害に強いまちづくりを目指したい」と強調した。
同市保健福祉センター東側の市道では、橋本中央中学校・吹奏楽部の演奏に合わせて、颯爽と消防部隊が行進。これに橋本市マスコットキャラクター「はしぼう」の輝く大型ハシゴ車や消防車、救急車などが続き、新春の逞(たくま)しさと眩(まばゆ)さを見せていた。
さらに橋本小学校南側の紀の川右岸河川敷で平成最後、今年初の放水訓練を実施。消防車20数台が水際で一列横隊に並び、開始合図とともに一斉放水すると、たちまち水の横幕が生まれ、まるで「ナイヤガラの滝」を逆さにしたような光景がひろがった。
見物の子供たちは「すご~い」と目をぱちくりさせ、大人は真剣な表情でスマホ撮影。「橋本は比較的、災害の少ないまち。そのうえ消防署、消防団には、力強さを感じます」と、良きふる里を喜んでいた。
写真(上)は橋本市消防出初式の壇上で挨拶する平木市長と消防団員の背中。写真(中)は車両行進する先頭の大型ハシゴ車。写真(下)は紀の川河川敷での消防放水訓練。