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妙楽寺再建へ托鉢寒行!岩西住職ら地元100軒巡る

和歌山県橋本市東家の紀伊西国三十二番札所・嵯峨天皇勅願所・真言律宗「妙楽寺」の岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職と、妙楽寺再建再興委員会の男女10数人は、12月15日、老朽化で崩落した本堂の再建浄財を求めて、地元の家々を托鉢行脚(たくはつあんぎゃ)した。
同寺は820年(弘仁11)に弘法大師・空海が創建。戦火被災などで再建を繰り返し、2011年(平成23)秋には、本堂と庫裏の屋根が、老朽化と台風のため崩落・撤去した。
本尊・薬師如来座像と、脇侍(わきじ)の大日如来座像、薬師如来座像の3体(県重要文化財)は、橋本市郷土資料館で保存。紀の川筋で最古の仏像・観音菩薩立像(奈良時代後期~平安時代初期)は橋本市文化財に指定されている。
同寺は檀家のない寺で、再建資金が皆無のため、2011年に区民有志で「妙楽寺再建再興委員会」を結成。2020年の「開創1200年・本堂再建」を目指して毎年、托鉢寒行を実践している。
この日、岩西住職と会員らが同寺で御法楽(ごほうらく)の後、網代笠(あじろがさ)に如意衣(にょいい)姿の岩西住職と、首に輪袈裟(わげさ)を掛けた岩西住職の母・康子(やすこ)さんや会員らが出発。
東家区の松田良夫(まつだ・よしお)区長が、妙楽寺の旗を掲げながら、全員、紀の川に注ぐ橋本川の西流域など、民家約100軒をまわり、軒先で般若心経を唱えて合掌。家人らは丁重に出迎えて「ご苦労様です」と浄財を寄贈。会員らは爪楊枝(つまようじ)入りの紙衣(かみころも)を添えた「托鉢御礼文」を手渡し、「ありがとうございます」と頭を下げていた。
奥村浩章(おくむら・ひろあき)再建再興委員長は「この妙楽寺は弘法大師が創建した古寺です。皆様のお力添えで、必ずや新本堂を再建し、重文3仏と観音菩薩立像をお祀りし、皆様に喜んでいただきたい」と強調。足腰の痛みに耐えながら「浄財寄進」を訴えていた。
なお、妙楽寺「除夜の鐘」は、12月31日午後11時から、鐘撞きを開始し、境内で甘酒接接待があり、元旦は近くの「あたご神社」で、新年の無事と平和祈願が行われる。
写真(上)は托鉢行脚を行う妙楽寺再建再興委員会の皆さん。写真(中)は軒先でご家族の幸せを願って読経する岩西住職、母・康子さん、奥村委員長。写真(下)は妙楽寺・本堂再建に尽力する方々=妙楽寺・山門で。

更新日:2018年12月16日 日曜日 00:00

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