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特殊詐欺被害!ハンカチで防止~児童2210人に贈る
子供たちの持つハンカチで、特殊詐欺への警戒心を深めようと、和歌山県警・かつらぎ署=出納延計(すいどう・のぶかず)署長=とかつらぎ署管内金融機関防犯協議会=吉田尚弘(よしだ・たかひろ)会長=は12月4日、かつらぎ総合文化会館で、同町教育委員会=池田八主雄(いけだ・やすお)教育長=にオリジナルな「特殊詐欺被害防止用ハンカチ」2210枚を贈呈した。
このハンカチは橋本市高野口町のパイル織物会社が製作した縦横各約20センチの逸品。そこには「かぞくやちいきのきずな みんなでふせごうとくしゅさぎ」という呼びかけと、祖父母や孫の3匹の白ウサギ、車と家、星空、風船をかわいく編み上げている。絵模様はハンカチをたたんでも見えるように、ハンカチの四方にあしらわれている。
この日、同署や同協議会、銀行、郵便局などの関係者15人が出席して贈呈式があり、吉田会長が「金融機関や家族、地域の防犯力をたかめましょう」と挨拶した後、池田教育長に「特殊詐欺被害防止用ハンカチ」(贈呈書セット)を手渡した。町教委はかつらぎ署管内のこども園、幼稚園、保育園、小学校の全児童に配布する
かつらぎ署の宮本昌宣(みやもと・まさのり)生活安全刑事課長らは「可愛い子供たちの持っているハンカチを見て、祖父母が特殊詐欺に気を付けたり、洗濯の際、このハンカチを見たお母さんが、家族に『注意してね』と声をかけたり。被害防止に役立ってほしい」と話していた。
写真(上)は吉田会長=右=から池田教育長に手渡された「特殊詐欺被害防止用ハンカチ」。写真(中)は子供たちが喜びそうな「特殊詐欺被害防止用ハンカチ」の可愛い絵模様。写真(下)は「みんなで特殊詐欺被害をなくそう」と誓う関係者一同。