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笛太鼓も涼やか♡担ぎ屋台練る!隅田八幡神社秋祭り
国宝・人物画象鏡が伝わる和歌山県橋本市隅田町垂井の隅田八幡神社=寺本嘉幸(てらもと・よしゆき)宮司=で10月7日、秋祭り(県無形民俗文化財)が行われ、名物・担ぎ屋台(だんじり)が登場、多くの観客を楽しませた。
先ず、隅田町中島、霜草、恋野、垂井の4地区から、郷土伝統の担ぎ屋台4台と、約50年前に同県有田市の箕島漁港の漁師から贈られた小舟(こぶね)で造った下兵庫の舟地車(ふなだんじり)が、次々登場して、境内を練り歩いた。
担ぎ屋台には、戦国武将の合戦風景などが金糸銀糸の絢爛(けんらん)豪華な幕で装飾。ハッピ姿の大勢の若衆が、担ぎ屋台の2本の棒を担ぎ、笛太鼓のリズムに合わせて、威勢よく屋台を揺さぶると、すさまじく上下左右に屋台が揺れて、見物客から「すごい迫力!」とどよめきが起きていた。
この後、同神社から御旅所(おたびしょ=隅田中学校グラウンド)までの長い参道で、神輿渡御(みこしとぎょ)が行われ、御神輿や白馬上の宮司、天狗、獅子、氏子総代らの行列が、時代絵巻さながらに行進。「神幸祭」の後、御神輿を軸に4基の担ぎ屋台が円陣となり、お練(ねり)を繰り広げた。
見物客らは「台風は北へ遠のいたし、雨風からも救われました」「五穀豊穣を喜び、幸せな日々が続きますように」と話していた。
写真(上)は上下左右に大揺れする担ぎ屋台とその後ろで威勢よく太鼓を叩く若衆たち。写真(中)は隅田八幡神社の門前で待機する担ぎ屋台とそれを見守る影絵のような家族連れ。写真(下)は背中に「恋」の文字も鮮やかなハッピ姿の若衆と境内を練り歩く絢爛豪華な担ぎ屋台。
更新日:2018年10月8日 月曜日 00:00