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台風後の食料♪住民大喜び~JA紀北・花園出張販売

和歌山県橋本市高野口町のJA紀北かわかみ=宮崎卓郎(みやざき・たくお)組合長=は、過疎化が進む同県かつらぎ町花園で毎月2回、農産・海産物と同加工品の出張販売に取り組み、とくに今回の台風21号で倒木、停電が起きた際には、発砲スチロール箱や保冷剤を配布、食料品を届けるなど貢献し、高齢者に喜ばれている。
花園地区は深い山間部にあり、人口は329人(6月現在)で、高齢化率は58・6パーセントと高い。地元にスーパーマーケットなどがないため、高齢者は買い物に困っている。
そこでJA紀北かわかみ・Aコープかつらぎ支店は、約8年前から花園グリーン店で出張販売を開始。毎月第1、第3金曜日(午前9時~午後3時)に3人のスタッフが接客対応。刺身や牛肉、野菜や果実などの生鮮食品をはじめ、即席ラーメンやパン、醤油、洗剤や殺虫剤など生活必需品も並ぶ。
9月4日(火)の台風21号では、花園地区でも電柱や木々が倒れ、3集落では9日間も停電が続いた。
厳しい状況の中、JA紀北かわかみでは、被災住民が困っていると聞いて、9月7日(金)の出張販売を実行。家々が停電のため、冷蔵庫が使えないので、発泡スチロール箱と保冷剤を無料配布。元JA理事の土井富久子(どい・ふくこ)さん(72)は、注文の食料品などを車で高齢者宅へ届けて回った。
9月21日(金)には、普段の暮らしを取り戻した住民が次々と訪れ、沢山の買い物を楽しんでいる様子。土井さんは、足腰の弱い高齢者に声をかけ、重い品々を車で運んでいた。
主婦の中節子(なか・せつこ)さん(69)は「とくに停電時の発泡スチロール箱と保冷剤は有難かった。ここは買い物だけでなく、地域の皆さんとの交流の場でもあり、毎回、楽しみです」とにっこり。
土井さんは「少子高齢化は今後、高野山麓の各地域でも進むと思うので、このような出張販売は大切です」と強調。宮崎組合長は「皆様の暮らしに役立ち、喜んでいただけるよう頑張りたい」と話していた。
写真(上、中)はA紀北かわかみ・Aコープかつらぎ支店の出張販売の風景=花園グリーン店で。写真(下)は報道陣のインタビューに応える台風21号の被災地・花園地区で高齢者宅へ食料品を届けた元JA理事・土井さん。

更新日:2018年9月23日 日曜日 00:00

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