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彼岸花、小雨に輝く♪隅田八幡参道や刈田畦道
秋彼岸を迎えた9月20日、紀北地方の神社・仏閣の周辺や、田園地帯の畦道などに、無数の彼岸花が開花した。朝から小雨の降る中、人々は仏壇やお墓を掃除して、心ふかく先祖供養した。
橋本市隅田町の隅田八幡神社の長い参道沿いでは、彼岸花が三分咲き。沢山の雨粒が真っ赤な花にかがやいている。
参道わきの灌漑(かんがい)用水では、秋雨をあつめて勢いよく流水。周辺の苅田では、しっとりと濡れた籾殻(もみがら)の小山が見え、その姿が彼岸花の鮮やかさを一層、際立たせていた。
神社参道を行き来する市民らは、「今年は普段と違って、とくに猛暑続きでしたが、それでも彼岸花は、その名の通りお彼岸にちゃんと咲いてくれました」「彼岸花は色鮮やかに咲いて、自らの姿をご先祖様に献じてくれているようです」と見入っていた。
秋彼岸は9月20日(木)が彼岸の入り、同23日(日)が彼岸の中日、同26日(水)が彼岸明け。また、同神社の秋祭りは10月6日(土)が宵宮、同7日(日)が本宮。本宮では名高い渡御(とぎょ)行列があり、威勢のいい担ぎ屋台(だんじり)が登場する。
写真(上)は隅田八幡神社前の刈田の畦道に咲いた彼岸花。写真(中)は雨粒の光る彼岸花の向こうには籾殻の小山が見える。写真(下)は刈田と水路と彼岸花。
更新日:2018年9月21日 金曜日 00:00