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逆走台風!橋本市が暴風大雨警報・避難準備情報
珍しい「逆走台風」12号が、近畿地方を狙う7月28日、和歌山県橋本市危機管理室は、午後3時53分に暴風警報を発表。同7時45分に市内全域に避難準備情報を発令、同9時28分には大雨警報を発表して、一刻も早い避難を促した。
この日午後6時頃の橋本地方は、風は弱く、時々小雨がぱらつく程度で、同市賢堂の世界遺産・黒河道から見下ろすと、市役所や県立橋本高校、JR・南海橋本駅など、紀の川・橋本橋の北側の市街地は、普段通りの穏やかな雰囲気。同市北馬場の運動公園から三石山方面を望むと、南海・林間田園都市駅周辺の街は、まさに嵐の前の静けさ。
そんな中、橋本市は台風の進路、気象状況を見ながら慎重を期して午後6時30分、庁舎内に警戒本部を設置。50人態勢で情報収集・警戒に当たった。
同7時45分には避難準備情報を発令。橋本の地区公民館(橋本、紀見、紀見北、隅田、恋野、学文路、山田、高野口)を避難所に開設。市民の安全を見守った。現在、約20人が避難している。
「逆走台風」は29日未明、東海地方に上陸し、午前中に近畿地方を横断する危険性があることから、危機管理室では、竜巻や雷はもちろん、とくに「土砂災害」や「浸水」などに警戒するよう呼びかけている。
写真(上)は7月28日夕刻、黒河道から展望した紀の川・北側の市街地の風景。写真(中)は橋本市運動公園から見わたした南海・林間田園都市駅の周辺のまちの風景。写真(下)は同危機管理地室が避難準備情報を発令した直後の橋本市役所周辺の市街地の夜景。
更新日:2018年7月29日 日曜日 00:00