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大賀ハス&夕涼みコンサート♪28日・真土万葉の里
万葉人が往来した〝飛び越え石〟で名高い和歌山県橋本市隅田町真土の「真土万葉の里」で、大賀ハスが満開になり、7月28(土)には「飛び越え 夕涼みコンサート」が開かれる。主催する真土万葉の里保存会の中岡大作(なかおか・だいさく)会長は「真土情緒のこもった歌なども披露されるので、大賀ハス観賞とともに楽しんでください」とアピールしている。コンサート鑑賞は1人(中学生以上)300円。雨天中止。
〝飛び越え石は、奈良・和歌山の県境を流れる落合川にあり、その西側3か所の蓮池では、計約1000本の大賀ハスが満開で、見頃は8月上旬まで。真土特有の光景が広がる。
「飛び越え 夕涼みコンサート」は同日午後5時から約2時間、真土万葉の里の飛び越え休憩所前で開催。橋本市在住のシンガーソングライター・検校(けんこう)たかおさんとギタリストの田中章悟(たなか・しょうご)さんのギター伴奏で、検校さんが自作の「真土山哀歌(まつちやまあいか)」を歌う。
また、橋本市を中心に邦楽社中でつくる紀北邦楽同好会が特別参加して、尺八奏者・西崎悠山さん作詞・作曲の「真土の空に」を、箏(そう)と歌で披露。筝曲家・山田裕子(やまだ・ひろこ)さんと長女で注目のアーティストの美来(みく)さんらが出演する。
社会福祉施設などで音楽活動しているオカリナクラブ・ひまわりは、小鳥のようにさえずる楽器を演奏。郷土史家・瀬崎浩孝(せざき・ひろたか)さんが「真土山」をテーマにその素晴らしさを語る。
コンサート鑑賞は椅子100席を用意している。大賀ハス観覧など真土万葉の里の散策は無料。
10数年前から四季の花々の栽培貢献している中谷久光(なかたに・ひさみつ)元区長は、「この猛暑の中、今年も大賀ハスが、見事に咲いてくれました。真土万葉の里へ、ぜひ遊びにきてほしい」と話していた。
写真(上)は真土万葉の里で満開の大賀ハス。写真(中)は箏演奏の山田裕子さん=左=とシンガーソングライターの未来さん=2016年9月15日、橋本市の妙楽寺「勤行・観月・コンサート」で中本義則さん撮影。写真(下)はオカリナを合奏するオカリナクラブ「ひまわり」の人たち=2015年のボランティア体験フェアで。