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折り紙で仏様作り♪僧侶ら初企画~入魂・結縁うれし
折り紙で仏様との縁結びを願うという、初めての「ほとけまつり」(同実行委員会主催)が5月20日、和歌山県橋本市市脇のメモリアルホール花平市脇で開かれた。実行委員長の「光三宝荒神社(ひかりさんぽうこうじんじゃ)」の菅原成典(すがわら・せいてん)管主は「折り紙で仏様とのご縁を結んでいただき、皆様の祈願成就を祈ります」と話していた。
この日、同ホールのテーブル席で、実行委の僧侶ら約10人の指導により、沢山の家族連れらが約10色の色紙で、仏様と蓮(はす)の花を折り、そこに家内安全や世界平和などの願文(がんもん)を記した。
これをお誕生仏の立つ花御堂に安置し、その周囲の約100席の椅子に全員着座すると、導師の菅原管主ら約10人の僧侶が、厳かに法要を開始。声明(しょうみょう)、散華(さんげ)、理趣経(りしゅきょう)読経、称名礼(しょうみょうれい)などで諸願成就を祈願。参加者は入魂された折り紙の仏様を持ち帰り、各自の玄関先や仏壇に飾ることになる。
とくに子どもたちは、折り紙で作った仏様の顔に目鼻口を描き、蓮の花に収めると、「かわいいでしょ」とにっこり。親御さんたちは「よくできたね」と頭を撫でていた。
表では素人集団・橋本ちんどん笑会の「ちんどんショー」や、高野口町商工同友会の「ミニ列車」の走行、移動動物園の開園などが催され、大勢の市民が心豊かな初夏のひとときを過ごした。
菅原管主は「約30人の実行委員と相談して、この祭典を開きましたが、多くの皆様が大切な仏様とのご縁ができたのでよかったと思います」と話していた。
写真(上)は折り紙で作った蓮の花に座す仏様。写真(中)は僧侶の指導で仏様を折り紙で作る家族連れたち。写真(下)は折り紙の仏様を祀って厳かに営まれた法要。