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「高野の花たち」(152)シロバナハンショウヅル

シロバナハンショウヅル(白花半鐘蔓)は、キンポウゲ科センニンソウ属で、山林に生えます。名前の由来は、花の形が半鐘状になることからということですが、実際はお椀を伏せたような形で咲きます。
茎は初め軟毛を密生した後、毛はなくなり円柱形に。葉は有柄で3出複葉、小葉は長卵形または卵形で縁には鋸歯があります。萼片(がくへん)は4枚で、卵形または広楕円形。花びらは丸形で、多数の雄しべ雌しべが見られます。花期は4~6月にかけてで、つぼみ期は明るい緑色、開花期は白、花の終期は黄色味を帯びる3色変化です。
分布は関東や近畿地方の太平洋側、四国、九州で石灰岩地帯に優先自生します。花言葉は「心の美しさ」。
この花は、南海高野線の終着駅、極楽橋から不動谷川沿いに下り、欄干が朱色の極楽橋を更に下った崖に、小木の枝に絡まって花を咲かせていました。写真撮影に行った時は風が強く、蔓が大きく揺れ、傘で風を阻止しようと試すも効果がなく、なかなかシャッターチャンスが来なくて困っていたところ、一瞬風が止み、その間に急いで何枚かシャッターを切りました。(YO記)


更新日:2018年5月10日 木曜日 22:04

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