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なんと吉兆♪連理の枝あった!正遷宮の牛頭天王神社

40年ぶりの正遷宮(しょうせんぐう)の整備が終わり、5月12(土)、13(日)両日、遷宮奉祝祭を迎える和歌山県橋本市御幸辻の牛頭(ごうず)天王神社で、珍しい「連理(れんり)の枝」があることがわかった。神木の整備作業中に見つかったという。
連理の枝は、一旦分かれた枝が、別の枝に癒着(ゆちゃく)結合したもので、古来より吉兆の木といわれ、縁結び、夫婦円満を意味するといわれている。
同神社の連理の枝は一本の樫の木で、幹回り約1・2メートル、高さ約12メートルあって、約10メートルのところでAの逆のような形になっている。
北海道函館市の白木神社のトチノキ、愛知県名古屋市の城山八幡宮のアベマキ、福岡県粕屋町の志賀神社のクスノキなどがよく知られている。和歌山県立自然博物館によると「和歌山県下ではあまり聞いたことがない」という。
伝説によると牛頭神社は、現橋本市矢倉脇の山間に鎮座し、元禄9年(1696)の大水害で御幸辻の谷川に流れ着き、夜光を発していたので里人らが驚き、畏れつつも拾い上げ、菰(こも)に包んで川岸に奉斎(ほうさい)し仮宮(かりみや)を建立。その後里人らが相談のうえ、村の中心部にある愛宕(あたご)の森に社殿を建立したと伝えられている。
氏子総代で正遷宮実行委員会代表の芦原英男(あしはら・ひでお)さん(76)は「美しい神社に生まれ変わったので、お参りください」と話している。
同神社は南海高野線御幸辻駅の南東約300メートルのところにある。
写真はいずれも牛頭天王神社の連理の枝。
記事・写真=フォトライター・北森久雄さん。


更新日:2018年5月7日 月曜日 00:00

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