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お見事!ワンちゃんの躾け~ドッグスクール西山所長

和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社の御神犬「すずひめ号」を躾(しつ)けた、同町笠田東の「ドッグスクールニシヤマ」の西山潤(にしやま・じゅん)所長(50)が、2月21日、橋本市の和歌山県伊都振興局の南側で、見事な「ドッグ訓練」を報道陣に披露した。西山所長は「これからも可愛い家庭犬が、決して問題行動を起こさないように、ドッグトレーナーとして頑張りたい」と張り切っている。
西山所長は、子供の頃から大の犬好き。父の仕事の関係上、社宅生活だったため、犬が飼えず、一層犬好きになった。大阪で5年間、ドッグトレーナーの修業を積み、平成6年(1994)には独立して、「ドッグスクールニシヤマ」を創設した。
主に家庭犬が問題行動を起こさない「躾け」に重点を置いて、「預かりトレーニング」「出張トレーニング」「躾け教室」に取り組み、そこには「ペットホテル」もある。
西山所長は、とくにオビディエンス(服従訓練)に力を入れ、ドッグトレーナーの競技大会「オビディエンスワールドチャンピオンシップ」日本代表選手であり、「FCI西日本インターナショナルトライアル・オビディエンス」や、「近畿ブロック競技会オビディエンス」などにも出場、優勝多数を獲得している実力者である。
丹生都比売神社では、白黒2頭の犬に弘法大師・空海を高野山へ案内させたと伝わる、高野御子大神(たかのみこのおおかみ)が御祭神。西山所長が躾けた御神犬「すずひめ号」は昨年末、同神社を崇敬するで公益社団法人・日本犬保存会会員の造園業・豊岡由行(とよおか・よしゆき)さん=橋本市柏原=が奉献。戌年の今年1月から毎月16日の「月次祭(つきなみさい)」で、参拝・観光客にお披露目している。
この日、西山所長は伊都振興局の南側駐車場に愛犬・ラブラドール「ミニラ」を伴って登場。報道カメラが待ち構える中、オビディエンスを披露。幼い時、怪獣のように可愛かったので、そう命名した「ミニラ」は、西山所長の手の動きや号令に心を研ぎ澄まし、お座りや、立って待つ、呼べば猛スピードで駆け寄るなどの、機敏な動作を繰り返し、周囲を仰天させた。
西山所長は現在、愛犬「ミニラ」など6頭を飼育。その中の或る柴犬は、大阪へ車で行く途中、同町四郷の道路わきに座っていた。その帰りにもまだ座っていたので、エサをやろうと車をとめたたら、車に乗ってきたので結局、飼育することにした。沢山の犬たちとの「御縁」はかなり深そうである。
西山所長は「立派な名犬に育てて、飼い主とワンちゃんとの良好な関係をつくるのは、そう簡単ではありません。それには先ず、個々のワンちゃんをよく観察して、その長所・短所を知り、しっかり長所を伸ばすことだと思います」と話し、ドッグトレーナーの資格・階級にこだわらない、純粋な指導訓練の大切さを示していた。
丹生都比売神社では、月次祭(毎月16日)の午前10時~同11時30分と午後1時~同2時30分の2回、「すずひめ号」の参拝&一般公開。
連続6回観覧者、または計10回観覧者には、来年1月16日の月次祭で記念品を贈呈。観覧の際は社務所で観覧証明スタンプを押す。ご神犬(黒白一対の犬=紀州犬)キャラクターも募集中で、締切は3月25日としている。
写真(上)は西山所長の指示に従う可愛い「ミニラ」ちゃん。写真(中、下)はラブラドール「ミニラー」のオビディエンスを公開する西山所長。


更新日:2018年2月22日 木曜日 00:00

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