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橋本・市街地も初積雪!六地蔵や山茶花の寒々と

高野山麓のまち、和歌山県橋本市は、1月11日未明に雪が降り、山間部では約5センチ、平野部でも3センチ前後の積雪となった。市街地の積雪は今冬初めてで、早朝の通勤・通学時間帯は、マイカーや送迎車などが、滑らないように慎重運転していた。
紀の川の南の国城山系や、北の三石山系の山々は真っ白に冠雪(かんせつ)。橋本市役所やJR・南海橋本駅、橋本商工会議所などの中心市街地、さらに城山台、小峰台、あやの台などの橋本北部住宅地なども、ふかぶかと雪に覆われ、夜明けとともに、その雪景色が浮かび上がった。
通勤・通学者は表に出て積雪に驚き、滑らないように小股(こまた)で歩く。マイカー通勤者は、フロントガラスの雪を、いそいそと払い落とす。京奈和自動車道や国道371号バイパスなどでは、凍結の有無を確かめるように慎重運転していた。
一方、同市東家の一隅では、六地蔵(ろくじぞう)が雪をかぶり、前掛けが真っ赤に際立つ。正午頃には民家の山茶花の垣根で、次々と蕾(つぼみ)が開花して、その向こうに斑雪の国城山がかすむ。
紀の川フルーツラインから眼下を見渡すと、紀の川は大きくうねり、雪河原の間を雪解水がとうとうと流れ、この季節特有の趣(おもむき)を呈していた。
天気予報によると12日の橋本地方は、午前0時~同6時が曇り、以降は晴れと変わり、雪の心配はないが、最低気温マイナス1度~最高気温3度とかなりの寒さになる見込み。
銭湯の入浴客は「やっぱり風呂がええ」、居酒屋の酔客は「なんというても熱燗(あつかん)が最高」などとつぶやき、寒いながらも雪の季節を楽しんでいた。
写真(上)は雪をかぶった東家の六地蔵。写真(中)は橋本の市街地は今冬初の銀世界に。写真(下)は雪解けのあと輝く山茶花と遥かに見える斑雪の国城山。


更新日:2018年1月12日 金曜日 00:00

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