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元旦・居合演武を奉納!隅田八幡神社へ愛好会会員ら
和歌山県橋本市隅田町垂井の隅田八幡神社=寺本嘉幸(てらもと・よしゆき)宮司=で平成30年元旦、真剣による「居合演舞の奉納」があり、大勢の初詣客に清々(すがすが)しい居合精神を披露した。
奉納者は「居合道愛好会」=山本文男(やまもと・ふみお)会長=の無外流(むがいりゅう)5段・曽和睦雄(そわ・むつお)さん、無双直伝英信流(むそうじきでんえいしんりゅう)4段・山本和樹(やまもと・かずき)さん、神道無想流(しんとうむそうりゅう)4段・岡本洸聖(おかもと・こうせい)さん、岡本さんの妻で同3段・佐織(さおり)さんの4人。
寺本宮司の「お祓い」で心身を清めた後、演舞を開始。2人~3人が、それぞれ真剣による「立ち技」や「座り技」、杖(つえ)による「杖道(じょうどう)」披露。山本さんは片手で軽々と剣をあやつる「片手早技」を演じた。
さらに4人が巻きわらの「試し切り」を見せ、最後に山本会長が、自ら剣を執って「試し切り」の神髄を示すと、巻きわらは軽々と切り落とされ、参拝・観光客らは、その動と静の剣さばきや、礼に始まり礼に終わる美しさに感激。大きな拍手が起きていた。
この「居合演舞の奉納」は30数年前から続いており、山本さんは「今年も居合道の精神を大切にしたい」と誓い、寺本宮司は「きょうは誠に穏やかな元旦です。皆さま幸せな1年でありますように」と祈っていた。
写真(上)は隅田八幡神社で「杖道」を演じる岡本夫妻。写真(中)は巻きわらの「試し切り」を披露する山本会長。写真(下)は「立ち技」を演じる曽和さん(左)と山本さん。
更新日:2018年1月1日 月曜日 16:40