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橋本市長賞「キャベツ」萱野さん♪隅田町野菜まつり

新鮮野菜など農産物の出品・審査・販売を通じて、住民交流と地域の活性化をめざす、和歌山県橋本市隅田町の「野菜まつり」が、同町中島の隅田地区公民館で開かれた。近くの上西進(うえにし・すすむ)さんは、玉川峡で採取したキノコ「サルノコシカケ(猿の腰掛け)」を出品し、多くの買い物客を驚かせていた。
この「野菜まつり」は隅田地域農産物利用推進協議会=乾幸八(いぬい・こうはち)会長=が主催し、毎年秋に開催して今年で32回目となる。
乾会長は「今回は10月の長雨や相次ぐ台風に見舞われ、出品数は147点と例年の半数程度となったが、農産物はいずれも例年を上回る逸品ぞろい」と話した。
審査の結果、橋本市長賞に「キャベツ」=萱野(かやの)のり子さん=、県議会議員賞に「シロネギ」=東浦邑征(ひがしうら・くにゆき)さん=、紀北川上農協組合長賞に「富有柿」=福島義照(ふくしま・よしてる)さん=、伊都振興局部長賞に「ブロッコリー」=池田利夫(いけだ・としお)さん=、市議会議員隅田会賞に「ダイコン」=瀬崎浩孝(せざき・ひろたか)さん=、「サツマイモ」=土井啓子(どい・けいこ)さん=、「サトイモ」=辻本典昭(つじもと・のりあき)さん=が決まり、推進協議会長賞は13人が受賞した。
上西さんは、玉川峡の温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」近くの五光の滝へ、流木除去に行った際、滝壺で皮の剥(は)がれたヒノキ(長さ約1メートル、直径5センチ)に、サルノコシカケが抱きつくような形で、2枚育っているのを発見。
いずれも直径約30センチ、厚さ5センチの大きさなので、「非売品」として出品した。もちろん栽培したものではなく審査対象外だが、訪れる市民を楽しませた。上西さんは「このサルノコシカケは、自宅の床の間に大切に飾り、健康長寿を祈ります」と話していた。
写真(上)は楽しい雰囲気の「野菜まつり」風景。写真(中)はサルノコシカケを披露する上西さん。写真(下)はおいしそうなニンジンなどを買う女性たち。


更新日:2017年12月5日 火曜日 00:00

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