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創意は花と心一つに♪嵯峨御流紀和司所いけばな展

華道の嵯峨御流・紀和司所創立70周年記念特別研究発表会「いけばな展~みのり」が11月18日、和歌山県橋本市市脇1丁目3の18の橋本商工会館(8階)で開かれた。会場には会員50人の叙情あふれる50点が飾られ、大勢の華道ファンが鑑賞し、同司所の加隈徳甫(かくま・とくほ)副司所長は「大勢の方々にご覧いただき光栄です」と喜んでいた。19日(日)=午前10時~午後4時=も開かれ、観覧無料。
この「いけばな展~みのり」は旧嵯峨御所華道総司所と華道紀和司所の主催。会員が丹精込めた「生花(せいか)」「荘厳華(しょうごんか)」「瓶花(へいか)」「盛花(もりばな)」が出展されている。
例えば正面には、表野美恵甫(ひょうの・みえほ)副司所長と岩上加津甫(いわがみ・かづほ)相談役が、金屏風の前の真っ赤な絨毯(じゅうたん)に花衣桁(はないこう)を立て、そこに鏡、払子(ほっす)などを飾り、三日月花器には鶏冠杉(けいかんすぎ)、三管筒(さんかんづつ)には馬酔木(あせび)を活けている。
その前には、東己美甫(ひがし・きみほ)司所長が、お月見の夜、京都・大覚寺の名勝・大沢池に浮かぶ龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)の船形の水盤(すいばん)に、五葉松(ごようまつ)と胡蝶蘭(こちょうらん)を飾った。
加隈副司所長は「桐(きり)の留(とめ)流し」を展示。やがて薄紫の花を咲かす蕾(つぼみ)をつけた桐の枝が、弓張り月のような形で鎮座。脇(わき)すが甫さんの、富士の形をした五管筒(ごかんづつ)には、伊吹や白玉椿(しらたまつばき)が輝いていた。
弓張り月形の桐を活けた加隈・副司所長は、「華道は〝足で活ける〟と言います。この桐はしっかり歩いて、橋本の山で見つけました。大自然の中に生まれた弓張り月の形と、その美しさに魅かれて心が一つになる。それが創意であり、そのまま出展しました」と話した。
写真(上、下)は大勢の観覧者の心を魅了している「嵯峨御流いけばな展」の風景。写真(中)は金屏風の前に輝く生け花の数々。

更新日:2017年11月19日 日曜日 00:00

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