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「恋のパパイヤ茶」新発売へ♪森岡さん国城山腹で栽培

なんと?南国の味・パパイヤの収穫が、和歌山県橋本市西畑の国城山山腹で始まった。栽培者は同市隅田町芋生の森岡康次(もりおか・やすつぐ)さん(66)。森岡さんは今や名高い「はたごんぼ茶」の開発者で、今度は新しく「恋のパパイヤ茶」を販売するという。
栽培場所は、標高約200メートルの山畑。紀の川流域のまちや、和泉葛城山系の山々が見渡せる。今年4月末、パパイヤの苗木30本を植栽。今は高さ約2・5メートル、緑葉におおわれ、1本あたり20~30個の果実(直径20センチ)がなる。
森岡さんは、これを収穫。経営する「森康商店」で果実を乾燥、粉砕、パウダーにし、葉は葉脈を切除して機械乾燥、低温焙煎して、いずれも「お茶の葉」にする。お茶は甘みとコクがあり、格別の味わい。
すでに一般財団法人・日本食品分析センターで成分分析。ビタミンC、ポリフェノール、マグネシウム、カルシウムなどが多く含まれていて健康にいいらしい。
10月末頃には、1袋(1・5グラム)1バック(15袋入り)、小売り希望価格1080円(税込)で、橋本市内のJA紀北かわかみの産直市場「やっちょん広場」や道の駅・柿の郷くどやまの産直市場「よってって」、天然温泉・宿泊施設「ゆの里」などで発売することにしている。
森岡さんは、江戸時代から栽培され、戦後途絶えていた「畑ごんぼ=牛蒡(ごぼう)」の復活栽培を受けて、その牛蒡を活用した「はたごんぼ茶」を開発。見事、平成27年度優良ふるさとコンクール「食料産業局長賞」を受賞している。
今回、紀州では珍しいパパイヤ栽培に挑戦し、うっとりするその香りから、商品には「恋のパパイヤ茶」と名付けた。森岡さんは「来年はさらに100本増やし、皆さんに楽しいティータイムを感じていただきたい。待っててくださいね」と話している。
写真は国城山山腹で収穫期に入ったパパイヤ畑と「恋のパパイヤ茶」を開発した森岡さん。


更新日:2017年10月14日 土曜日 00:00

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