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橋中・吹奏楽や北出マジックなど披露♪東家区敬朗会

「敬老の日」を控えて、敬老の「老」を「朗」と改めた和歌山県橋本市東家の「東家区 敬朗会」が、9月10日、同市の東家コミュニティーセンターで開かれ、70歳以上の大勢の高齢者が、素晴らしい吹奏楽やフラダンス、マジックショーなどを堪能した。
元・橋本市教育長の松田良夫(まつだ・よしお)区長は、先ず参加者全員に敬意を表し、「お祝いの食事券(1000円)を使って、皆様お誘い合わせのうえ、区内での食事を楽しんでください」と挨拶した。
ステージには市立橋本中央中学校・吹奏楽部(26人)が美しく勢ぞろい。部長で3年生の蛭本陽菜(ひるもと・ひな)さん(東家在住)が司会を務めた。
同校は昨春、西部、学文路、橋本の3中学校が統合。同吹奏楽部は昨年と今年、和歌山県吹奏楽コンクール(小編成部門)で見事、金賞を受賞。この日「情熱大陸」や「明日があるさ」など5曲を演奏し、うち「赤とんぼ」など2曲は、高齢者全員で合唱した。
とくに「ふるさと」は、蛭本さんの司会に伴い、郷土出身・ゆかりの世界的数学者・岡潔(おか・きよし)さん、オリンピック水泳・金メダリストの前畑秀子(まえはた・ひでこ)さん、古川勝(ふるかわ・まさる)さん=いずれも故人=を偲びながら歌い、心の底からその功績を讃えた。
次に橋本市のフラダンス・グループ「フラワーレイ」(6人)が、その名の通り、綺麗なフラワーレイに身を飾って登場。手指や足腰のしなやかな動きで、南国情緒いっぱいの涼やかなダンスを披露。参加者の心を潤わせた。
かつらぎ町大薮のプロマジシャン・TOKI(とき)=北出知義(きたで・ともよし)さん=は、中国の古典劇に伝わる「変面(へんめん)」のマジックを披露。あでやかな冠(かんむり)や龍模様の衣装で登場し、パッとこちらを向くと赤鬼、もう一度向こうに戻り、改めてこちらを向いた瞬間には、がらり青鬼に変面している。それを13回も繰り返すと、見学に加わった橋本中央中学校・吹奏楽部の生徒はもちろん、背後の高齢者たちも全員驚嘆(きょうたん)。感動の拍手が起きていた。
最後に東家区の奥村浩章(おくむら・ひろあき)総務委員長は、文科省の学力テスト公表によると、3世代同居の児童・生徒ほど好成績であることを紹介。「核家族ではなく3世代同居が大切。どうぞ高齢者のお力で、児童・生徒を育ててほしい」と訴えて締めくくった。
日本のマジック・トップスターの北出さんは「東家の人たちからは、とても温かい御心を感じます。再びお呼びが掛かれば、出演したい気持ちでいっぱいです」と、にこやかに話していた。
写真(上)は素晴らしい演奏を披露する橋本中央中学校・吹奏楽部の生徒たち。写真(中)はフラダンスを披露する「フラワーレイ」の女性たち。写真(下)は中国伝統の「変面」を披露する世界的マジシャン・北出知義さん。


更新日:2017年9月11日 月曜日 00:00

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