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水魔から子供を守ろう!橋中・美術部員ら看板設置

水魔から子供たちを守ろうと、和歌山県橋本市の市立橋本中央中学校・美術部員は、梅雨の晴間(つゆのはれま)の7月12日、紀の川に注ぐ橋本川堤防に水難事故防止の看板計13枚を立てた。
同部(約30人)は地元住民グループからの依頼を受け、約1か月がかりで看板7枚(板製=縦52センチ、横25センチ)を製作。例えば水彩絵の具で「泳ぐな危険!」「一人で遊ぶな」の警鐘文と、おぼれている子供や、魚釣りをしている子供などを描いた。
この日、橋本川・古東橋たもとに、橋中・美術部顧問の市川真理(いちかわ・まり)先生率いる美術部員15人と、橋本署橋本駅前交番所、古佐田人権サークル、古佐田老人クラブの約10人が集合。
部員らは住民グループに手伝ってもらいながら、昨年製作の6枚を含む看板13枚を、古東橋の上流・下流の川沿いに立てた。
美術部長で3年生の竹本彩香(たけもと・あやか)さん(15)は、「子供たちが、この看板を見て、川の危険を感じ、絶対に水の事故に遭わないように」と希望。
協力住民の一人、阪口繁昭(さかぐち・しげあき)さん(88)は、「橋本川の上流は丘陵地を開発した新しい住宅地です。上流が豪雨に襲われたら、下流は一気に増水。とくに子供の水遊びは危険です」と話し、「みんなで子供たちを見守りましょう」と訴えていた。
写真(上)は水難防止の看板を立てる橋本中央中学校・美術部員。写真(中)は水辺に近づくな!と警鐘する看板。写真(下)は橋本川・古東橋付近に集まった橋本中央中・美術部員たち。


更新日:2017年7月13日 木曜日 00:00

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