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「高野の花たち」(127)大門近くにコバンノキ
コバンノキ(小判の木)は、トウダイグサ(灯台草)科コミカンソウ(小みかん草)属で、名前の由来は、葉の形が小判に似ているところから名づけられたといわれています。
花言葉は「誓い」。
落葉低木の雄雌同株で、葉脈に小さな花を数個つけます。小枝の基部には雄花が、上部には雌花と雄花があって、雌花は淡黄色、雄花は暗紫色です。
果実は6ミリほどの球形で、9、10月頃、黒色に熟します。種子は褐色です。
このコバンノキは、高野山町石道をのぼってきて、もうすぐ大門という、一ばんつらい上り坂で見ることができます。
私は町石道を登るたびに眺めていますが、花に接するのは初めてです。
花はとても小さく、枝にくっつくように咲き、葉葉は2列に行儀よく並んでいます。一生懸命に咲いている姿をみて、元気をもらってラストスパートし、大門に着きました。(TA記)
更新日:2017年6月12日 月曜日 14:31