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「高野の花たち」(126)謙虚に咲くミズタビラコ

ミズタビラコはムラサキ科キュウリグサ属。漢字で書くと「水田平子」。なんだか人の名前のようです。花名は、水辺に生えるキュウリグサからつけられたそうです。タビラコはキュウリグサの別名です。若葉はもむとキュウリの香りがします。
水辺の湿った所に生え、茎は有毛で高さ10~20センチ。茎、葉ともに柔らかい。茎の先から1~5個の花序が出て、初めはゼンマイのように巻いていて、花が咲き始めると、ほどけて伸び、下から咲き始めます。花の中央部は白く、果実は4つに分れ、それぞれが4面体です。花の咲き終わった所も是非みてください。
花言葉もなく控えめに咲く花ですが、その謙虚さは爽やかな初夏を連想させてくれます。
私は小さくて愛らしいこの花と最初に出会ったのは奥の院参道でした。町石道にも咲いています。出会うと気分がリフレッシュし元気が出ます。(E記)


更新日:2017年6月7日 水曜日 22:35

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