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「高野の花たち」(120)イチリンソウとニリンソウ
イチリンソウ(一輪草)とニリンソウ(二輪草)、何れもキンポウゲ科の多年草。橋本市賢堂の世界遺産黒河道の登山口付近に群生、訪れた人は可れんな花に春を実感するそうです。
小さな谷川沿いに群がって咲くイチリンソウ。花一つだけ咲かせることから名付けられました。茎葉の間から1本の長い柄を出し、その先端に4センチほどの白色の花をつけます。花言葉は「追憶」。
一方、ニリンソウは南海高野線沿いの柿畑に広がっていました。ニリンソウ名は二つの花をつけることから。花茎の間から2本の長い柄を出し、先端に3センチほどの白花が開きます。花言葉は「かわいらしい」。同花は「あなた、おまえ…」ではじまる川中美幸さんのうたでもおなじみです。
柿畑ではニリンソウにまじって、所々に光沢のある黄色のキンポウゲが目立ち、邪魔でなく、より美しい光景をつくりだしていました。同じキンポウゲ科の仲間だから共存しているのでしょう。
写真(上)はイチリンソウの群生。写真(中)はニリンソウの群生。写真(下)はニリンソウのアップ。
更新日:2017年4月25日 火曜日 20:09