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「高野の花たち」(119)星またたくオオイヌノフグリ

オオイヌノフグリはオオバコ科クワガタソウ属の草花。町石道の柿畑などでコバルトブルーの美しい花をみつけると「今年も春が来たな」と感じさせてくれます。
こんなに美しい花なのに植物の本には必ず「かわいそうな名前」と紹介されています。
フグリとは睾丸(こうがん)のことで、そのものずばり「イヌノキンタマ」と呼ぶ地方もあるそうです。
花の実が、後ろから見た犬のふぐりに似ているため、この名がつけられたそうです。
別名は瑠璃唐草(るりからくさ)、天人唐草(てんにんからくさ)、星の瞳など、花に因んだきれいな名前があるのに、どうして広まらなかったのでしょう。
オオイヌノフグリはヨーロッパ原産の帰化植物で、明治のはじめに渡来すると、在来種のイヌノフグリは生育地を奪われ、数を大幅に減らしています。
イヌノフグリは花も小さく、紅紫色の筋のある淡紅白色の地味な花を咲かせます。高浜虚子は「犬ふぐり星のまたたく如くなり」と詠んでいます。
花言葉は「神聖」「清らか」など。(T記)

更新日:2017年4月24日 月曜日 22:34

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