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みどりのさくらまつり♪15日(土)城山台中央公園
珍しい御衣黄桜(ぎょいこうさくら)が立つ和歌山県橋本市城山台2丁目の城山台中央公園で、4月15日(土)、恒例の「みどりのさくらまつり」が開かれる。今年は新しく植えられた幼木と既存の桜の大小2本の御衣黄桜があり、13日現在、2本とも沢山の元気な蕾(つぼみ)をつけている。今回の「みどりのさくらまつり」は、この蕾を讃えながら、大道芸や音楽、模擬店めぐりを楽しむことになりそう。観覧は無料。
御衣黄桜とは、平安貴族の衣装の「萌黄色(もえぎいろ)」に近いため、そう名付けられた。同公園ができた約40年前、造園業者が御衣黄桜を植樹。今は高さや枝張りが8メートルもあるが、かなり樹勢が衰えているため、昨春そのすぐわきに〝後継桜〟として1本の苗木(高さ約1・5メートル)を植栽した。
今、その既存の桜と後継の桜は、それぞれ蕾(つぼみ)を膨らませ、赤らんでいて、まつり当日開花は無理のようだが、数日後には満開の姿を仰げそう。
「みどりのさくらまつり」当日は正午~午後3時、橋本市のマスコットキャラクター「はしぼう」が登場して、御衣黄周辺で開催。午後0時30分から開会挨拶、同40分から大道芸人うーちゃんのパフォーマンス(ジャグリングやバルーンアートなど)、同1時10分から認定こども園「輝きの森学園」(元・城山台幼稚園と元・バンビーノ保育園)の子供たちが、先生の電子ピアノ伴奏で歌を合唱。同40分からザ☆太郎ちゃんズのバンド演奏、同2時10分からうーちゃんが再出演。会場ではミニ列車(乗車無料)も出る。
模擬店は「安全な食を考える消費者の会」「同公民館運営委員南部ブロック」「城山みどり会」などが、たこ焼き、たこせん、おでん、フランクフルトなどを販売する。
同公民館では、来園者にプログラム(番号付き)を配布。まつりの後、その番号で抽選会を開き、当選者にお菓子などのプレゼントがある。
藤田館長は「既存の御衣黄桜は樹勢を取り戻し、幼い御衣黄桜とともに元気な蕾をつけてくれてよかったです。開花は少し遅れていますが、会場周辺では染井吉野(そめいよしの)が綺麗に咲いています。ぜひ、春のひととぎを楽しんでください」と呼びかけている。
駐車場は城山小学校。問い合わせは橋本市紀見地区公民館(電話=0736・37・2302)。
写真(上)は蕾がふくらみ赤らむ御衣黄桜の幼木。写真(中)は「みどりのさくらまつり」で大道芸を楽しむ子供たち=2014年撮影。写真(下)は大小2本の御衣黄が立つ城山台中央公園。