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「高野の花たち」(110)春は綿毛にノボロギク

ノボロギク(野襤褸菊)はキク科キオン属の一年草で、花は春から夏に開花しますが、道ばた、草地、庭、日当たりのよい低地などに野生化し、ほぼ一年中見られます。ヨーロッパ原産で明治のはじめに渡来しました。方言としてオキュウグサ、タイショウグサなどといわれています。花言葉は相談・一致・合流など。
茎や葉は柔らかく、葉にはかすかな香りがあります。よく分岐して草丈は高さ30センチほどになり、先に筒状の黄色の花をつけます。
この花がいちばん美しく輝いて見えるのは、春まだ遠い1月から2月。高野山町石道沿いの柿畑で、何気なく咲いているのを見ると元気づけられ、冬の登山を楽しませてくれます。
時がたち春の花たちが咲きだすころには、もう綿毛になり、春爛漫の季節には綿毛が茶色に変わるので「ボロ」と呼ばれるのでしょう。誤食すれば嘔吐や激しい下痢が起こるそうです。(E記)


更新日:2017年3月25日 土曜日 21:05

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