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「高野の花たち」(107)町石道にヒメオドリコソウ
ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)はシソ科オドリコソウ属で、10~25センチになる四角い茎を取り巻くように、淡紅色の唇形花を蜜につけます。葉は五重塔のように段々状で、上部の葉が紅紫色に染まることが多いようです。
3~4センチある同属のオドリコソウの花を、1センチほどに縮めたような形で、一つ一つの花が、人が編笠をかぶって踊っている姿に似ているところから「姫踊り子草」と名付けられたようです。別名サンガイソウ(三階草)とも呼ばれています。ヨーロッパ原産の越年草で、日本では明治の中ごろに渡来したそうです。花言葉は快活、陽気、愛嬌。
ヒメオドリコソウは畑や道ばたに普通見られますが、よくホトケノザと間違われるようです。違いはヒメオドリコソウの下部の葉が卵形、ホトケノザは扇形になっているのが、見分け方のポイントではないかと思っていますが…。
九度山の慈尊院から高野山に向って3つ目の町石道178町石に広がるようにして咲いていました。(H記)
更新日:2017年3月10日 金曜日 21:29