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高齢者大切に♪堀畑理事長誓う~特養20周年記念式

和歌山県内で最大規模級の社会福祉法人光誠会・特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳(てんか)苑」(橋本市隅田町中島)で、3月1日、光誠会設立20周年記念式&堀畑光久(ほりはた・みつひさ)理事長(80)藍綬褒章受章報告会が開かれ、堀畑理事長は出席した政治、経済、行政、福祉関係者ら約200人と共に高齢者福祉への貢献を誓った。
記念式&報告会は同苑地域交流センターで開催。挨拶に立った堀畑理事長は20数年前、「高齢化社会の中で、介護福祉に働きたい」との思いを持ち、「当時の北村翼(きたむら・よく)橋本市長や厚生省和歌山担当の御骨折りにより当施設を開設できた」と感謝し、「本日引退表明を考えたが、今少し頑張りたい」と誓った後、介護職員2人が花束贈呈で祝った。
堀畑佳久(よしひさ)理事は経過報告で、現在「ひかり苑・天佳苑」(職員121人)を計719人の高齢者が利用。今は介護士の応募者が激減し、環境は厳しくなっているが、「安全・安心・快適をモットーに施設運営しています」と説明した。
和歌山県の幸前裕之(こうぜん・ひろゆき)保健福祉部長が「堀畑理事長は施設利用者やご家族との信頼関係も深い。地域福祉への貢献に敬意を表します」と知事祝辞を代読。
さらに平木哲朗(ひらき・てつろう)橋本市長、岡本章(おかもと・あきら)九度山町長、平野嘉也(ひらの・よしや)各町長、中本正人(なかもと・まさと)市議会議長、森寛勝(もり・かんしょう)特別養護老人ホーム「南山苑」理事長(高野山・普賢院住職)、寺本伸之(てらもと・のぶゆき)橋本商工会議所会頭らが来賓祝辞。
それぞれ、堀畑理事長が「本来の繊維業、不動産業で貯めた私財7憶円以上を投じて同施設を開設」したこと、「昔、紀の川でアユ釣りをした頃、いつも『世の中の役に立ちたい』と話していた」こと、「運を水とすれば、器を大きくすればいい。堀畑理事長は人にやさしくして、器が大きくなっている」ことなどを紹介。
受章報告会代表の平山光幸(ひらやま・みつゆき)理事が堀畑理事長の功績説明、介護士2人が花束を贈呈して祝福。橋本市議は20人中19人が出席し、高校卒業式に出席した橋本市在住の県議会議員3人は、卒業式終了後に出席した。
この後の「食事イベント」は、天佳苑・介護士の中阪香織(なかさか・かおり)さんの迫力満点の即興太鼓で開幕。紀の川市貴志川町の活魚センター「丸美(まるみ)」の田上恵己(たがみ・めぐみ)さんによる「マグロ解体ショー」を観覧した。
社会福祉法人橋本福祉会の辻本賢三(つじもと・けんぞう)理事長の音頭で乾杯。長谷川一義(はせがわ・かずよし)さんの津軽三味線を聴きながら、さばきたてのマグロや奈良県五條市の金井畜産の焼肉ステーキ、橋本福祉会の恋の米を賞味。高齢者介護の大切さとともに、世間話に花が咲いた。
最後に光誠会の森安欣吾(もりやす・きんご)理事の発声でバンザイを三唱して祝い締め。光誠会は全員に陶芸家・目黒威徳(めぐろ・いとく)さん作の「一輪挿し」や森康(もりやす)商店の「はたごんぼ茶」、光誠会創立20周年記念誌などを贈って謝辞を述べ、堀畑理事長は「こんなに大勢に祝福していただいて。まだまだがんばらないといけません」と喜んでいた。
写真(上)は光誠会創設20周年記念式で挨拶する堀畑理事長。写真中(中)は大勢の出席者の前で行われた重さ70キロのマグロ解体ショーと長谷川一義さんの津軽三味線披露。写真(下)はひかり苑の利用者の「クリの皮むき体験」を見守る堀畑理事長=2015年秋。


更新日:2017年3月2日 木曜日 00:00

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