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「高野の花たち」(105)魔除け信仰のヒイラギ

ヒイラギはモクセイ科で、本州、四国、九州、沖縄の常緑樹林内に生え、5~8ミリの小高木で、やや乾燥する尾根に見られます。
花名のヒイラギは、葉の緑にある刺(とげ=鋸歯)に触れると痛いことから、ひりひり痛みを感じることを意味する「疼(ひいらぐ)」が語源だそうです。
葉は対生し、厚い革質で濃緑色です。花言葉は「用心深さ」。この葉の緑には、2~5本の鋭い刺があり、無用に近づいたり、さわったりできないことに由来しています。
初冬に咲く白い花は、同じモクセイ属のキンモクセイに似た芳香があり、果実は7月に熟し、楕円形で直径12~15ミリの光沢のある黒色になります。材は淡黄色、緻密で硬いところから、鉋(かんな)の台やのみ、なたの柄などに使われます。
古くから魔除けになると信じられ、家の庭には表鬼門(北東)にヒイラギ、裏鬼門(南西)にはナンテンの木を植えると良いといわれます。節分にはイワシの頭と共に門戸におき、これで鬼の目をつぶして、難を逃がすといい、和歌山県ではオニノメツキ、メツキシバなどの方言で知られています。
なお、ヒイラギは幼木時に刺が鋭く、老木になると次第に刺が消えていきます。高野山にある一本の大きなヒイラギがその一例です。(S記)

更新日:2016年11月21日 月曜日 20:15

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