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世界遺産「黒河道」133人挑む♪雑事のぼり体験も

世界遺産・紀伊山地の霊場と参詣道に追加登録された「黒河道(くろこみち)」(和歌山県橋本市、九度山、高野町)で、登録記念の「黒河道トレッキング」(同実行委員会主催)があり、県立橋本高校・登山部員や県・市関係者ら133人が参加して、嶮(けわ)しい歴史的な坂道に挑んだ。
参加者は同市賢堂の高野山真言宗・定福寺(じょうふくじ)境内に集合。生地清祥(おんじ・せいしょう)住職が「道中安全」を祈願したあと出発。
橋本観光ガイドの会・語り部らの案内で、高野山・奥の院までの「雑事(ぞうじ)のぼりコース」や、高野山・根本大塔までの「祈りの道コース」(いずれも約18・8キロ)、やどり温泉までの「玉川峡紅葉コース」(約13キロ)の3コースに挑戦した。
とくに「雑事のぼり」は、高野山麓の住民が農作物を担ぎ、高野山・金剛峯寺に奉納した昔ながらの民俗行事で、紀伊国名所図会(文化8年=1811出版)にも掲載されている風景。
今回は橋本高校・登山部の6人が、大根や葱(ねぎ)などの野菜を入れたカゴ3つを交代で背負い、3本の幟旗(のぼりばた)を掲げて登山。高野山・奥の院で野菜一式を奉納して、高野七口再生保存会の山本一清(やまもと・かずきよ)副会長が、御廟(ごびょう)に
入定(にゅうじょう)している弘法大師・空海に食事を運ぶ、維那(ゆいな)と呼ばれる僧侶に目録を納めた。
橋本高校・登山部員は全員、疲れた様子などなく、元気はつらつで、山本・副会長は「雑事のぼりが伝わる黒河道は、世界遺産に登録されたことだし、登山部員にはぜひ、雑事のぼりを伝統行事にして、先輩から後輩へと歴史的行事を伝承してほしい」と切望していた。
写真(上)は定福寺境内で参加者の「道中安全」を祈願する生地住職。写真(中)は定福寺を出発する大勢の参加者たち。写真(下)は世界遺産「黒河道」に挑む人々。

更新日:2016年11月12日 土曜日 00:00

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