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世界の名車・高野山麓にずらり♪白石選手ゲスト出演
世界遺産・高野山(和歌山県高野町)に世界のクラシックカーが集結する「VETRO MONTAGNA(ヴェトロモンターニャ)高野山2016」が11月5日開幕した。午前は今年初めてスタート舞台となった高野山麓の天然温泉「ゆの里」(橋本市神野々)駐車場に世界の名車約70台が集結。午後はクラシックカーが次々と高野山(標高約850メートル)へのぼり、高野山真言宗総本山・金剛峯寺前の駐車場に集結・展示された。
この日は秋風爽やかな快晴に恵まれ、紀の川畔の「ゆの里」駐車場は、ヘッドライトや車体、ハンドル、タイヤ、細かな部品に至るまで、長い時空を超えてきたレトロな名車が勢ぞろい。輝きを放った。。
会場には家族連れや若いカップル、職場のグループなど、大勢のファンが詰めかけ、それぞれ好きなクラシックカーに寄り添い、スマホなどで撮影。さっそく友人知人に配信して、すがすがしい表情。
近くには、EVスポーツカー「Tommykaira zz」を展示し、その開発レーシングドライバーの白石勇樹(しらいし・ゆうき)選手がゲスト出演。レーシングシミュレーターでは、これをデザインした白石選手が、やさしくサポートして、大人も子供も楽しくレーシング体験に挑んでいた。
テント張りの模擬店では、ゆの里カフェが繁盛。JA、市、商工会議所などは、ミカンや自然薯、ひねキングカレーなどを販売して、大賑わいだった。
この「VETRO MONTAGNA(ヴェトロモンターニャ)高野山2016」は、今年開催25周年で、高野山(紀伊山地の霊場と参詣道)の世界遺産・登録10周年にあたる。高野山麓の「ゆの里」も来年創立30周年を迎えることから、初めて同駐車場を「集結・スタート舞台」とした。
橋本市の平木哲朗(ひらき・てつろう)市長は「素晴らしい世界の名車が続々と集まり、会場は大勢のファンでいっぱい。ここからは高野の峯も見上げられ、スタート舞台として最適。橋本の活性化のためにも、ぜひ継続してほしいです」と期待していた。
やがてクラシックカーは午後出発。高野山・金剛峯寺前に全車集結すると、参拝・観光客がたちまち取り囲み、歴史的な宗教都市と心癒すクラシックカーの調和した光景に感激していた。
6日(日)は「高野龍神スカイライン」(高野町~田辺市)で恒例の走行会を開催。午前8時30分に高野山を出発、旧・龍神村~熊野本宮大社・旧社跡参拝~白浜海鮮せんべい(ゴール)間を走ることになっている。
写真(上、下)は高野山麓の橋本市の「ゆの里」駐車場に集結した世界の名車と大勢のファンたち。写真(中)はレーシングシミュレーターでレーシング体験する女性とサポートする白石選手。