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獅子舞やジャンボ数珠送り♪3世代交流・夏祭り楽し

子供たちの健康を祈る「3世代交流の夏祭り」が7月11日、和歌山県橋本市の古佐田区民会館で開かれ、橋本こども園=野上紀代(のがみ・のりよ)園長=の子供たちが、「獅子舞」「数珠送り」「人形劇」「紙芝居」を楽しんだ。
古佐田老人クラブ=池永恵司(いけなが・けいじ)会長=主催で、橋本こども園の子供たちと、引率の保育士・教諭、親、祖父母ら計約80人が参加した。
池永会長が獅子頭(ししがしら)、古川弘(ふるかわ・ひろし)さんが胴体部分を担当。真っ赤な顔をした獅子が、ひょうきんな格好で、踊りながら登場すると、子供たちは、「わぁーっ、きたよーっ」と大騒ぎ。初めは泣きだしそうだった子供たちも、やがて獅子が好きになり、獅子が大きく口を開けると、「ハーイ」と頭を差し出し、幸せをもらっていた。
この日のメイン行事である「数珠送り」に使うジャンボ数珠は、直径約2センチの玉を、600個もつないだ約30メートルの長さで、その1か所には直径7センチの大玉と長い房が飾られている。
子供たちが大輪の形に置いたジャンボ数珠を囲んで着座。同クラブの和田道子(わだ・みちこ)さんが、鉦(かね)を叩きながら、「おん かかかび さんまえい そわか」と呪文をとなえると、子供たちは、もみじのような手で数珠を握って、時計の針回りに送りながら、神妙な面持ちで自分や家族の「成長」と「健康」を祈った。
このあと、橋本市ボランティア連絡協議会の山本みや会長の演出で、クラブ員が「ハメハメ大王」や「飛んでったバナナ」の人形劇を上演したり、人気の大道芸人・鶴谷光子(つるたに・みつこ)さんが「紙芝居」を披露したりすると、子供たちは無邪気な歓声を上げていた。
山本会長の話によると、この地蔵盆の伝統行事である「数珠送り」は、核家族化などに伴って、1960年代に途絶えたが、2005年に同老人クラブ「ニコニコ会」が復活させ、以来毎年、開催している。
最初に来賓挨拶に立った平木哲朗(ひらき・てつろう)市長は、同行事を称賛し、これからも「自助・共助で災害に強いまちをつくり、健康長寿を大切にしてほしい」と述べ、池永会長は「子供たちの笑顔を見ると、私たちもうれしく、元気になれる」と話していた。
写真(上)は獅子舞の登場に大喜びの子供たち。(中)は子供たちに披露される人形劇。写真(下)は楽しく数珠送りする子供たち


更新日:2016年7月12日 火曜日 00:00

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