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「高野の花たち」(87)無数の白い花クマノミズキ
クマノミズキ(熊野水木)はミズキ科ミズキ属の落葉高木。ミズキは水分を多く含む水っぽい木で、切ると水が垂れることから、水木と呼ばれ、発見された三重県の熊野にちなんで熊野水木に。花言葉は「耐久力」。
クマノミズキは山野の林内に生え、西日本を中心に広く分布。樹高は10~15メートルにもなり、用途として建築材や彫刻材として用いられています。
標高約850メートルの高野山では、ケーブルカーの高野山駅や大門あたりで大木が見られ、まっすぐに伸びた幹から階段状になった枝の先に小さな白い花を密集してつけているその光景は、高野山を訪れる観光客の目を楽しませています。
クマノミズキは秋になると直径5ミリほどの黒く熟した球形の果実をつけます。(H記)
更新日:2016年7月7日 木曜日 20:49