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「高野の花たち」(77)順徳天皇ゆかりミヤコワスレ

ミヤコワスレ(都忘れ)はキク科シオン属の多年草で、別名ノシュンギク(野春菊)、アズマギク(東菊)といい、本州・四国・九州の山野に自生するミヤマヨメナ(深山嫁菜)の日本産園芸品種として多く栽培されているようです。
開花期は、高野山では5月下旬から6月のはじめにかけてで、奥の院参道や普賢院の庭などで咲き誇ります。花の大きさは直径3~4センチ、花茎は20~45センチ。花色は濃紫、淡紫、白、ピンクなどと多彩で、中心の丸い部分は黄色く、花姿はキクやマーガレットに似ています。
和名の由来は、諸説があって、はっきりとしていないようですが、承久3年(1221)の朝廷と鎌倉幕府との戦い「承久の乱」で、佐渡に流された順徳天皇が、この花を見ると都への思いを忘れられるとの話が一般的です。
花言葉は「別れ」「しばしの憩い」など。(H記)


更新日:2016年5月25日 水曜日 16:09

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