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子犬もびっくり!伊勢大神楽♪家内安全祈る獅子舞

国の無形民俗文化財「伊勢大神楽(いせだいかぐら)」の一行7人が、今年も和歌山県橋本・伊都地方の商店・民家を訪れ、2頭の獅子が笛太鼓の音曲に乗って、優雅に舞を奉納、初夏の風物詩を感じさせている。
伊勢大神楽講社(三重県桑名市)によると、約800年前から、高齢・病弱などで〝お伊勢参り〟ができない人々のために、伊勢大神楽が地方巡業している。
一行は橋本・伊都地方で1日に100軒を目標に18日間巡業。五月雨(さみだれ)まじりの5月11日には、南海高野線・御幸辻駅周辺に登場。2頭の真っ赤な獅子が、涼やかな横笛の音に乗って、勇壮に、または煌(きら)びやかに舞った。途中、1頭の獅子が女性の頭にかぶりつく格好をして幸せを祈ると、女性に抱かれていた子犬が、驚いて目をぱちくりさせる微笑ましい一幕も見られた。5月24日頃まで巡業する予定。
伊勢大神楽の家元・山本育夫(やまもと・いくお)さんは「この獅子舞は、もともと家族を守る火の神様〝荒神祓(こうじんばら)い〟です。私たちは1軒1軒、心込めて家内安全を祈ってまわります」と話していた。
写真(上、中)は民家の玄関前で繰り広げられる伊勢大神楽の獅子舞。写真(下)は幸せを祈ってかぶりつく獅子に女性の胸で目をぱちくりさせる子犬。


更新日:2016年5月12日 木曜日 00:00

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