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「高野の花たち」(75)ウワミズザクラは心の美…

ウワミズザクラ(上溝桜)は山野に自生するバラ科サクラ属の落葉高木で、高さ15メートルにもなります。葉が開いてから新しい枝先(本年枝)に長さ6~8センチの円柱形の総状花序を出し、白色の花を多数密に開きます。花言葉は「純潔」「心の美」。
高野山では高野龍神スカイラインの御殿川沿いに多く自生し、少し離れた場所から眺めていると、庭木などにする「ブラシノキ」ではと思ったのですが、ブラシノキは赤い花をつけると気づき、勘違いとわかりました。
名前の由来は、木の表面に溝が多くあることから、うわみぞ(上溝)から転訛(てんか)してウワミズとなり、ウワミズザクラと名づけられたそうですが、戦国時代にこの木を使って「亀甲占い」をしていたからという説もあります。また、木は軽くてねばり強いことから建材のほか、彫刻材や道具の柄などに用いられます。(HとS記)


更新日:2016年5月11日 水曜日 20:37

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