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「高野の花たち」(73)チゴユリは子どもの恥じらい

チゴユリ(稚児百合)は、ユリ科チゴユリ属で、山地のやや明る林内に生える多年草で、ユリ科の中では、最も小さな部類に属します。
地中に白い根茎と地面を這って伸びる蔓(つる)状の茎があります。
茎は高さ15~30センチで、枝分かれしないが、わずかに枝分かれすることがあります。葉は長楕円形か楕円形で、長さ4~7センチ、幅1・5~3・5センチで質は薄い。春、茎の先に1~2個の広い鐘形した黄色みを帯びた白色の花を垂れてつけます。花後は球形の黒い液果になります。
チゴ(稚児)とは、文字通り子どものことで、その姿が小型で、愛らしいという意味に使われ、うつむきかげんに咲く花の可憐さからつけられた名前です。チゴユリは高野山町石道などに咲き、どこよりも鮮やかに見えます。
花言葉は「恥ずかしがりや」「純潔」など。(Y記)


更新日:2016年5月8日 日曜日 21:29

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