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金魚すくい・玉転がし…♪隅田八幡神社で子供の集い
和歌山県橋本市隅田町垂井の隅田八幡神社=寺本嘉幸(てらもと・よしゆき)宮司=で、「子どもの日」の5月5日、皆で楽しく遊ぶ「子供の集い」が開かれ、地元の市立隅田、恋野、境原の3小学校の児童約130人が、金魚すくいや玉転がしなどに挑戦した。
この日は雲ひとつない五月晴れで、やや強い薫風が吹く中、子供たちは帽子、スポーツシューズ、軽装、リュックサック姿で、同神社境内に集合した。
同神社の氏子青年会=森脇和哉(もりわき・かずや)会長=と敬神(けいしん)婦人会=仲絹子(なか・きぬこ)会長=役員ら、計約30人が、子供たちに遊び方を教えたり、昼食支度に働いたりするなどサポートした。
初めに、寺本宮司が拝殿前で「きょう遊べるのは、去年の秋祭りの子供神輿(みこし)の際、皆さんの御家族や大勢の方々から寄せられた浄財のお陰です」と説明。子供たちは寺本宮司の指導により、緊張した面持ちで「2礼2拍手1礼」して感謝した。
この後、各学年・男女・各グループに分かれ「缶立て」「サイコロ投げ」「文字合わせ」「ジャンケン」「ビンゴ」「輪投げ」「玉転がし」「小豆移し」「金魚すくい」などの各ゲームに挑戦。
例えば「小豆移し」は、丼鉢(どんぶりばち)の小豆(あずき)を箸(はし)でつまみ、別の丼鉢に何粒移せるか、「玉転がし」はゲートボールの玉をうまくホールインできるか、「金魚すくい」は、金魚を何匹すくえるかなどを競った。各グループ優勝者には景品(おもちゃ)、全員に金魚(水袋入り)などの参加賞を贈った。
正午には全員、境内のシートに座り、敬神婦人会役員が、腕によりを掛けて作ってくれたカレーライスを食べ、友だちとのおしゃべりを楽しんでいた。
同神社の寺本佳文(てらもと・よしふみ)禰宜(ねぎ)によると、この「子供の集い」は昭和54年(1979)、「たとえ子供の日に、両親が忙しくて遊んでやれなくても、神社で遊ばせてあげよう」とスタート。今回で38回目。敬神婦人会は当初から、氏子青年会は平成19年から世話を続けている。
寺本禰宜は「この子供たちは、やがてほとんど隅田中学校に進学します。その前に当神社で顔見知りになり、一緒に仲良く遊び、成長していくこと。それはとてもうれしいです」と、子供たちを見守っていた。
写真(上)は隅田八幡神社で金魚すくいに挑む子供たち。写真(中)は難しい「小豆移し」を競い合う子供たち。写真(下)は「玉転がし」でホールインを目指す子供たち。