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紀の川へ鯉800匹放つ♪普門院・放生会で子供たち

和歌山県橋本市高野口町伏原の高野山真言宗・法華山(ほっけざん)「普門院(ふもんいん)」=静弘教(しずか・こうきょう)住職(大僧正)=は、5月3日、同寺恒例の「花まつり」と「放生会(ほうじょうえ)」を営み、参加した家族連れら約30人の檀信徒たちは、釈迦生誕を祝い、不殺生の戒めを心に刻んだ。
「法華山普門院縁起(えんぎ)」によると、同院は聖徳太子が開基。天平(てんぴょう)年間に中興の祖・行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が、同院の本尊・十一面観世音菩薩を勧請(かんじょう)。紀伊之国十三佛霊場である。
高野山開創1200年記念では、篤志家・林全(はやし・あきら)さん(故人)が発願し、同寺と林さんら檀信徒の協力により、戦時中に供出などで無くなった梵鐘(ぼんしょう)と鐘楼(しょうろう)、山門の再建などを実現し、往時の姿を甦(よみがえ)らせた。
この日、本堂で静住職が読経し、集まった檀信徒や子供たちが、人々の幸せを祈って合掌した後、宏侑(こうゆう)副住職の先導で、全員、近くの紀の川まで歩いて移動。
大人や子どもたちが、26個のポリバケツに入れた、約800匹の錦鯉(にしきごい)の稚魚を、バケツリレー方式で放流すると、錦鯉は大喜びで、元気よく泳ぎ回っていた。
次に釈迦誕生(旧暦4月8日)を祝う「花まつり」が営まれ、子どもたちは本堂前に飾られた、花御堂(はなみどう)内の誕生仏(たんじょうぶつ)に甘茶をかけ、手を合わせて、お祝いの心を奉げていた。
同寺によると「放生会」は、同町大野の「大日寺(だいにちでら)」=浜本純善(はまもと・じゅんぜん)住職=で営まれてきたが、約50年前に浜本住職亡き後は、静住職が大日寺へ出向いて「放生会」を引き継ぎ、約40年前からは、普門院へ移して続けてきた。
静住職は「本来は奈良・興福寺の猿沢池(さるさわのいけ)で行いますが、とても遠いので、私たちは近くの紀の川に放生します」と説明。「とくに子どもたちが、川に生きものを放つことで、殺生を戒める心や、自然の恩恵の有難さを感じてくれたら」と話していた。
写真(上)はポリバケツに入れた錦鯉の稚魚と放生会に参加した子どもたち。写真(中)はバケツリレーで紀の川に錦鯉を放流する檀信徒や子どもたち。写真(下)は花まつりで誕生仏に甘茶をかける女の子。

更新日:2016年5月4日 水曜日 00:00

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