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幸村の里で「交通安全」出陣式!橋本署長ら60人
和歌山県警・橋本署=志賀秀行(しが・ひでゆき)署長=は、観光客が激増する戦国武将・真田幸村(信繁)ゆかりの和歌山県九度山町の道の駅「柿の郷くどやま」芝生広場で4月9日、春の全国交通安全運動「出陣式」を行った。
会場には紀州九度山真田鉄砲隊=梅下修平(うめした・しゅうへい)・西辻香(にしつじ・かおり)正副隊長ら10人=や、同町の幸村イメージキャラクター「ゆきむらさま」、県警シンボルマスコット「きしゅうくん」、パトカー3台、白バイ2台が待機。
志賀署長や九度山町の岡本章(おかもと・あきら)町長、伊都振興局の藤森弘之(ふじもり・ひろゆき)局長らが出席。警察、県、町関係者ら約60人が参集した。
家族連れや若いカップルなど大勢の観光客が取り囲む中、志賀署長が「観光シーズンを迎え、事故が心配です。一人ひとりが意識を高め、事故に遭わないように。私たちも事故のないように努力致します」と挨拶。岡本町長は「真田ミュージアムは10日間で1万人を突破、車・パニック事故が心配です。幸村の里の安全安心をお願いします」と訴えた。
この後、県警交通安全班「ひまわり」が、クイズ形式で子供たちに信号機の見方など、交通ルールをやさしく指導。子供たちは「はい、わかりました」と、はきはき返事していた。
次に県警音楽隊による「芝生コンサート」が開幕。沢山演奏するうち、NHK大河ドラマ「真田丸」のテーマ曲が始まると、さすがに観光客らは耳を澄まし、「やっぱりええな」と、大きな拍手が起きていた。
この間、芝生上では子供たちが「ゆきむらさま」や「きしゅうくん」などと記念撮影。楽しい時間を過ごした。
最後に志賀署長が、指揮棒で出発の合図を出すと、控えていた紀州九度山真田鉄砲隊が火縄銃を発砲。四方の山河に轟く号砲とともに、白バイ、パトカーが〝出陣〟し、まちなかパトロールに向った。
写真(上)志賀・橋本署長=手前=が出陣の合図、火縄銃を撃つ紀州九度山真田鉄砲隊。写真(中)はクイズ形式で行われた県警交通安全班「ひまわり」の交通安全教室。写真(下)は「ゆきむらさま」に可愛いうさぎを見せる男の子。