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初物のタケノコ・高齢者にどうぞ♪施設が栽培収穫
和歌山県橋本市隅田町の丘陵地に建つ県内最大級の特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」は、施設周辺の竹林で見事なジャンボ・タケノコを収穫し、4月8日、高齢者の食卓に「春の旬物」として提供し、全員「おいしい」と大喜びだった。
社会福祉法人・光誠会=堀畑光久(ほりはた・みつひさ)理事長=は、平成8年(1996)に「ひかり苑」を創設。その際、九州から孟宗竹4本を取り寄せ、丘陵地の東斜面に等間隔で植栽。それが今、竹藪を形成し毎春、タケノコが土をけ破って出る。
今年のタケノコは、例年より10日ほど早くあらわれ、大きさは直径15〜20センチ、背丈約35センチもある。
施設幹部や事務職員らが、農具で掘り起こして収穫。入所者約200人の食卓に次々と「タケノコご飯」をつくって提供。お年寄りらは、口を大きく開けて、「うまい、うまい」と初物の味覚を堪能している。
堀畑理事長は「当苑では、春はタケノコご飯、秋は栗ご飯を提供。皆さんには、山の幸パワーで、いつまでも健康長寿でいていただきたい」と話していた。
写真(上、中)はタケノコの収穫に汗を流す施設の幹部職員ら。写真(中)は掘り起こす寸前のジャンボ・タケノコ。写真(下)は赤魚(あかうお)の煮付けやニンジンなどのごった煮、お吸い物が添えられた見事なタケノコご飯。
更新日:2016年4月8日 金曜日 17:23