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うまいよ♪天野の干し芋~谷口会長・共働の逸品紹介

世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社のある和歌山県かつらぎ町天野の「天野の里づくりの会」=谷口千明(たにぐち・ちあき)会長=は、「サツマイモを活用した特産品づくり」など、新しい農業活動に取り組み、景観維持や移住世代間交流に成果を上げている。
天野地区は「にほんの里100選」に選ばれた人口約300人の山里。丹生都比売神社や高野山町石道(ちょういしみち)があり、参拝・観光客が多く、周辺では米・野菜中心の農業が行われている。
この「天野の里づくりの会」は、世界遺産の景観維持と農業の後継者確保を考え、平成19年(2007)に結成。これまで大阪・奈良両府県や和歌山市から約30世帯70人が移住。共に協力して特産品づくりの開発・販売や、農業体験イベントなどを実践している。
谷口会長は、その活動成果の1例として、新商品「天野の干し芋(ほしいも)~紅はるか」を和歌山県伊都振興局に持参し、報道関係者に披露。天野で栽培・収穫したサツマイモを、しっかり熟成させて蒸す、冷ます、スライス、器械乾燥、天日に干す作業を経て、その干し芋を真空パックしたことを説明した。
「天野の干し芋(ほしいも)~紅はるか」を天野の宿泊&飲食施設「山荘 天の里」や「かつらぎ温泉 八風の湯」などに置いたところ、「こりこりと歯触りがいいい」「芋の甘味が何とも言えない」と好評で、谷口会長は「確かな手ごたえがあり、うれしい」「さらにいい商品開発を目指したい」と大張りきり。
すでに同会は、特産品開発で「竹パウダーを活用した野菜づくり」、安全安心の確保で「子育てサークルの運営」、都市間住民の交流で「里山保全活動」、伝統文化の保存継承で「御田祭の実施継承」など、堅実に実績を上げている。古田雅昭(ふるた・まさあき)伊都振興局長も「素晴らしい取り組みです」と、天野の里の盛り上がりを讃えていた。
「天野の干し芋(ほしいも)~紅はるか」(180グラム入り)は1パック380円=税抜)。問い合わせは天野の里づくりの会(電話=0736・26・0378)。
写真(上)は「天野の干し芋(ほしいも)~紅はるか」を披露する山本さん。写真(中)は同商品。写真(下)は干し芋づくりや都市住民との交流などの風景=説明資料より。


更新日:2016年3月6日 日曜日 00:01

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