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スマホで見てね観光スポット♪橋本駅のまことちゃん

えっ!スマホで橋本の観光スポットが見られる?…。和歌山県橋本市のJR・南海橋本駅前に立つ「まことちゃん」が、可愛い正月姿に変身し、その胸元で1枚の<おしらせ>を示している。橋本駅の乗降客がふと立ち止まり、スマホでパシャッと挑戦、「おぉっ、応其寺が見える」などと感嘆している。
「まことちゃん」は、楳図(うめず)かずおさん作のギャグ漫画の主人公。クリスマスシーズンには、真っ赤な衣装を身につけて、サンタクロースに扮していたが、今は、雪ダルマの飾りを付けた帽子を被り、首から花模様の手袋を掛け、ぼんぼりのようなボタン付きの真っ白い服を着飾っている。
橋本商工会議所=畑野富雄(はたの・とみお)会頭=は今月下旬から、この「まことちゃん」を介して、駅の乗降客に「橋本の観光スポットを見てみらおう」と、AR(拡大現実)活用を試みた。
「まことちゃん」の首の<おしらせ>には、「橋本市の観光案内がスマホから話題のARでちょこっと見られます」と説明。その下に「アイホン」と「アンドロイド」の2種類のQRコードを表示して、「まず無料アプリをDL(ダウンロード)してください」と紹介。
さらにその下には、橋本市のマスコットキャラクター「はしぼう」のカラーイラストを表示。DLのあと「アプリを起動して下のはしぼうのイラストにかざしてください」と書いている。
実際にスマホでその通りのスマホ操作を行うと、橋本の繁栄の基礎づくりをした木喰応其上人(もくじきおうごしょうにん)を祀る応其寺、国宝・人物画像鏡が伝わる隅田八幡神社、国の重要文化財・利生(りしょう)護国寺、国の登録文化財・葛城館(かつらぎかん)、広大で緑豊かな杉村公園、金剛生駒紀泉国定公園の高山森林公園などとともに、戦後の紀の川祭りから進化した橋本・紀の川サマーボールや地元特産のパイル織物などの画像が現れる。
この「まことちゃん」の胸元に示しているQRコード=「アイホン」と「アンドロイド」=や「はしぼう」のキャラクターは、橋本商工会議所PHのトップページにも表示。観光スポットをアピールしている。
橋本駅前の活性化を図る「駅前一番計画」の一員で橋本商工会議所次長の豊澤康範(とよざわ・やすのり)さんは「皆さん、ぜひDLしてください。これからも、いろんな方法を考えながら、橋本の素晴らしさを紹介したい」と言っている。
写真(上)は<おしらせ>をぶら下げた正月姿の「まことちゃん」とそれを取り囲む家族連れ。写真(中)は「まことちゃん」からの<おしらせ>。写真(下)はクリスマスシーズンの「まことちゃん」。


更新日:2015年12月31日 木曜日 00:00

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